人間が何をする上でも「目的」を明確にすることは最重要です。
あなたがWordPressでWEBサイトの運営を始める前にも「運営の目的」を明確にしてから行動していくことで、より高い成果をあげることができるようになります。
まずはWordPressを使ってWEBサイトをつくることであなたがどんなものを手に入れることができるのか、イメージしてみてください。
ここではサンプルサイトも合わせてお見せするため、リアルなイメージを掴んでいただけるとおもいます。
WEBサイトは現代の最強集客ツール
WEBサイトは現代で最強の集客ツールといえます。
「誰でも1日で作れる」「24時間営業し続ける」という2点が、とくに優れている点です。
ここでは、上記のそれぞれの特徴について解説していきます。
WEBサイトは誰でも1日で作れる時代
現代は、WordPressを使うことで誰でも1日でWEBサイトを作れる時代です。
たとえば、下のサイトはこの記事を著者が、2時間ほどで作成したものです。
(クリックすると実際のサンプルサイトにジャンプします)
洋食レストランをイメージしたもので、画面を下にスクロールしていくと、メニューが現れます。↓
最下部には下のように店舗情報とお問い合わせフォームがあり、ご予約やお電話の受付が可能です。
このサイトは、無料のWordPressテーマ『Hestia』を用いています。
(テーマとは「WEBサイトのデザインテンプレート」のことです)
たとえば飲食店のホームページであれば「メニューの写真」さえあれば、上のサンプルサイトと同じものをすぐに作れます。
24時間あなたの代わりに営業し続ける
電話やポスティング、飛び込み営業などの手法と異なり、WEBサイトは24時間・365日、営業活動を続けられます。
構築と更新の作業は必要ですが、その作業さえ行えば、24時間フル活動してくれる営業マンを確保することと、同じ効果をもつわけです。
「現時点で継続のお仕事が大量にあって、新規受注に困っていない」というフリーランスの方や、店舗様などもいるかもしれません。
しかし、営業力さえあればより高単価なお仕事を受注できる可能性も十分にあります。
(現時点の単価でお仕事が途切れていないということは、少し努力でより大きな成果をあげられるということです。)
そのような「高単価で受注が途切れない体制」を作る上でも、WEBサイトによる「24時間営業」は極めて有効です。
全ての事業者がWEBサイトを簡単に作れる時代に
たとえば、Windows95が登場した頃、ワードやエクセルを使いこなすことは「高度な技能」でした。
しかし、今ではビジネスマン・社会人であればほぼ全員が「使えて当たり前」のソフトになっています。
同じように「WEBサイトを運営できることも、社会人として当たり前」という時代が来ています。
実際、ヘアスタイリストやエステティシャンの方々などは、ブログやSNSの更新を通常業務として任されることが多いでしょう。
原理としては、WEBサイトの更新は「メールと同じ要領」であるため、特別難しいものではありません。
今の時代は「ビジネス関わるすべての人がWEBサイトを作れて当たり前の時代である」と認識してください。
WEBサイトをWordPresをつかって自分で作るメリット
WEBサイトを作ることで、上の図のような5つのプラス要素が生まれます。
ここでは、上記のような「WEBサイトを作ることで起きる5つのこと」を解説します。
あなたの考え方や経験が誰かの役に立つ
あなたが日々している仕事は、あなたにとっては普通でも、他者にとっては「特別な仕事」です。
「自分と同じ職業の人間は山ほどいる」
「もっとすごい同業者はたくさんいる」
と思うかもしれません。しかし、あなたと同じ「エリア・年代・スキル・経験値」などの条件で、実体験のデータを蓄積している人は希少なのです。
スキルや経験値は高ければいいとは限らず「同レベルの人の情報発信から学びたい」と思っている人は多くいます。
そのため、あなたが日々仕事をしているのであれば(場合によっては何もしていなくても)、その考え方や経験が誰かの役に立つのです。
商品やサービスを宣伝する媒体を持てる
WEBサイトを持つ目的として、多くの人が最初に考えるのはこのことでしょう。
自分の媒体で商品やサービスを宣伝できれば、下記のメリットがあります。
- 手数料を削減できる
- 媒体(プラットフォーム)に気を遣わなくていい
- アクセス解析などの情報が集まる
①と②は、多くの人が常々思っているでしょう。
たとえば、美容院や理容室であれば「脱・ホットペッパー」を実現したい店舗様は多いはずです。
ヘアサロンのようなビジュアルが問われるサイトも、WordPressで下のようにおしゃれなデザインをできます。
上のデザインは、実際に動作するデモサイトをこちら(https://wordpress.age110.net/hairsalon/)でご覧いただけます。
下のように、ピックアップしたいメニューなども効果的にアピールできます。
ホットペッパーなどと違い、デザインの自由度が高いのがメリットです。
自力での集客では、InstagramなどのSNSを使う方法も有効です。
しかし、それらの方法で集客する場合も、公式サイトがある方が格段に信頼性が高まるものです。
そのため、どんな手段でWEB集客を行う場合も、公式サイトは必ず持っておくべきといえます。
自作により時間とお金を節約できる
ホームページは「更新」が命です。具体的には下記の2点が重要となります。
- 最新の情報を「すぐ」発信すること
- 日々の情報を「継続して」発信すること
この2点を守るには、更新を制作会社に任せず自分で行うことが必要です。
制作会社に依頼すると、タイムリーな情報発信ができないだけでなく、更新のたびにコストがかかるため、頻繁な更新ができません。
逆に自分で更新を行うことで、時間もお金も節約でき、タイムリーかつ継続的な更新をしやすくなります。
誰かの悩みをサイトを通じて解決できる
WEBのマーケティングは「誰かの悩みを解決できる」ものです。
たとえば「水道工事」を考えるとわかりやすいでしょう。
- 水道が壊れてしまった
- 今すぐ直してほしい
- どこならすぐ来てくれるか
という流れで、人々は「検索」をするわけです。
そして、その検索に対してすぐ見つかる答えを用意しておくことは、多くの人々の悩みを解決することにつながるのです。
ここでは緊急性の高い例を挙げましたが、
- 外見に関するコンプレックス
- お金に関する悩み
- 事業に関する悩み
など、多くの人々が継続的に何らかの悩みを抱えています。
あなたがそれを解決できる確率が1%だったとしても、100人に発信したら誰か1人の役に立つということです。
これはただの単純計算ではなく、実際に「誰がこんな人の教材を買うんだ?」と一般人が思うような方の教材でも、積極的に情報を発信していると売れるものです。
出典:note
理由はさまざまですが、その教材や個人の「特定の部分」が、100人に1人にピンポイントで刺さる、ということがあるためです。
このように、あなたが情報を発信することは「誰かの悩みを解決する」こととイコールなのです。
集客力そのものが収益を産む
特に実業だと「集客自体は利益ではない」と考える人が多いでしょう。
一般的に、
- 集客する
- お客様が買い物をしてくださる
- そこで初めて利益になる
と考える人が多いはずです。
しかし、一定の集客力がつくと「その集客力自体が商品になる」ものです。
たとえば、あなたが整体院のホームページで集客に成功しているとします。
その場合、整体院と相性のいいサプリメントの広告などで、収益を出しやすいわけです。
(コンドロイチンなど関節と関わるサプリなら、特に自然になじむでしょう)
出典:PayPayモール(当たり前ですがアフィリエイトではありません)
ASP(アフィリエイトサービス)から広告を持ってくる方法もあれば、月額で広告の掲載を受け付ける方法もあります。
あるいは、Googleアドセンスなどの広告ネットワークを導入して広告を配信すれば、なにも商品やサービスが売れなくても、広告がクリックされるだけで収益を得ることも可能です。(YouTuberは視聴者がたくさん集まる場所=チャンネルをつくることで、同じように広告配信だけでも収益を得ていますよね)
その他にも、あなたがどのように集客しているかを同業者に有料で教える、といったコンサル的なマネタイズも可能です。
こうした手法も、当然ながら同業者の方々の悩みを解決できるものであり、その対価として自然にお金をいただけるわけです。
このように、一定のレベルに達すると「集客力そのものが収益を生む」構造ができ上がります。
まとめ
今回の講座の要点を3行でまとめると、下のとおりです。
- WEBサイトは現代で最強の集客ツール
- 本業に集客するだけでなく、さまざまなマネタイズをできる
- WordPressを使うことで、誰でも高度なサイトを1日で作れる時代
次の講座では『WordPressで作れるもの』について解説します。