前回は「ブロックエディタ」についてお話ししました。
ブロックエディタは主に「記事の編集」で役立つものです。
逆に「サイト全体の編集」では、プラグインが重要な機能となります。
ここでは、そのプラグインの意味や使い方を説明していきます。
WordPressのプラグインとは
プラグインとは「拡張機能」です。
「WordPressのオプション」と考えるとわかりやすいでしょう。
ほとんどは無料で、稀に有料のものもあります。
有料のプラグインは「高機能なECカート」などで、必要なケースは限られています。
(上級者やハイレベルな中堅企業でも、ずっと無料プラグインのみというケースは多くあります)
プラグイン導入に関する3つの基本方針
プラグインの導入では、下記3つを基本方針とするのがいいでしょう。
それぞれの方針について解説します。
迷ったら一度入れる
ほとんどのプラグインは無料なので、入れることにデメリットはありません。
「使って初めてわかる」ことが多いので、まずは入れて試してみましょう。
不要になったらすぐ消す
プラグインは「動作しているとサイトが重くなる」というデメリットがあります。
そのため、不要になったプラグインは削除するか「無効化」することが必要です。
無効化とは「休止状態」ですが、保存しておきたい設定などがなければ、削除する方がいいでしょう。
①プラグインを管理しやすくなる、②セキュリティの心配が減るという理由です。
既存のものと干渉したら別候補を探す
稀にプラグイン同士がぶつかることがあります。
この場合は同じような機能をもち、今あるプラグインとぶつからないプラグインを探すべきです。
それも見つからない場合は、おそらく既存プラグインの方が優先順位が高いため、新しい方を一度あきらめましょう。
(ただ、ここまで複雑になるケースは稀です)
WordPressプラグインの導入方法
「プラグイン」⇒「新規追加」を選択
まず、ダッシュボードに行きます。↓
左側のメニューを見てください。
今「お問い合わせ」というメニューがない状態です。
ここに今から「お問い合わせ」が追加されるプラグインを入れます。
まず「プラグイン」⇒「新規追加」をクリックしてください。
下のような画面になります。
「プラグインを追加」という画面です。
入れたいプラグインを検索
右上に、プラグインの名前を検索するキーワード欄があります。
「contact」と入力してください。
すると「Contact」の単語が入っているプラグインが一覧になります。
左上の「Contact Form7」が一番人気で間違いのないものです。
プラグインをインストールし有効化
「今すぐインストール」のボタンを押してください。
下のように「インストール中」となります(数秒で終わります)。
「有効化」となります。このボタンを押してください。
ダッシュボードやメニューに追加される
有効化できると、下の画面になります。
「Contact Form7」が追加されていることがわかります。
そして、左側のメニューにも「お問い合わせ」が登場しました。
プラグインの設定をする(必要な場合)
「お問い合わせ」をクリックすると、下のようにコンタクトフォームの管理画面になります。
最初から「コンタクトフォーム1」というサンプルが入っています。
これをクリックすると、下のように「入力項目」などを設定できます。
(最初は何も設定しなくてかまいません。一般的なフォームの項目が揃っています)
画面の上の方に「ショートコード」があります。
これを、例えば「固定ページ」に貼り付けます。
それで公開すると、下のような「問い合わせページ」ができているという仕組みです。
(画像などはプラグインと関係なく、フォーム部分がプラグインで自動的に作られています)
まとめ
今回の講座の要点を3行でまとめると、下のとおりです。
- プラグインとは拡張機能のこと
- 迷ったら一度入れ、不要とわかったら消せばいい(ほぼ全て無料)
- インストールは「新規追加」で簡単にできる
次の講座では『ウィジェット』について解説します。