前回までは「ドメイン・サーバー・テーマの選び方」をそれぞれ解説してきました。
今回からは、いよいよサイトを立ち上げる段階の作業について説明します。
サイトの立ち上げと運営について、多くの人が気にするのはまず「コスト」でしょう。
自ら立ち上げと運営を行う場合、コストはほとんどかかりません。
ここでは、最低限必要なツールとそれにかかる費用を説明します。
ドメインの料金
出典:エックスドメイン
主要ドメイン(.com/.net/.jp/.co.jp)
ドメインの料金は、主だったもので下のような金額になります(エックスドメインの場合)。
ドメイン | 初年度 | 2年目~ |
---|---|---|
.com | 1円 | 1,298円 |
.net | 1円 | 1,518円 |
.jp | 380円 | 3,102円 |
.co.jp | 1,500円 | 4,136円 |
多くの人が最初に取得考える「.com」と「.net」の場合、初年度1年、2年目からは1,300~1,500円程度となります。
次に主要なドメイン(.info/.me/.org/.biz)
上の4ドメインに次いで主要なドメインは、下のような金額です(同じくエックスドメインの場合)。
ドメイン | 初年度 | 2年目~ |
---|---|---|
.info | 380円 | 3,102円 |
.me | 768円 | 2,728円 |
.org | 946円 | 1,518円 |
.biz | 1,628円 | 1,628円 |
エックスサーバーなら主要ドメインが永久無料
ドメイン・サーバーの両方をエックス(エックスドメイン&エックスサーバー)で契約する場合、ドメインは永久無料になります。
一番安いサーバープラン(ほとんどの人はこれでOK)の場合、下のドメインが1つ永久無料で取得することができます。
- .com
- .net
- .org
- .info
- .biz
- .xyz
- .link
- .click
- .blog
.jpを無料にしたい場合は、1つ上の「X20」、.co.jpを無料にしたい場合は、さらに1つ上の「X30」を利用します。
(ここまで来るとサーバー代が逆に圧倒的に高くなるため、特典お目当てでサーバープランを選ぶのではなく、.jpと.co.jpはドメインを単独で買い、X10に申し込むことをおすすめします。)
レンタルサーバーの料金
出典:エックスサーバー
月額1,100円~1,300円が目安
サーバー料金は、月額で「1,100円~1,300円」が目安です。
これはエックスサーバーの一番安いプランを「3カ月~12カ月」のプランで契約した場合です。
契約期間ごとの月額は、下のようになっています。
契約期間 | 月額 |
---|---|
3ヶ月 | 1,320 円 |
6ヶ月 | 1,210 円 |
12ヶ月 | 1,100 円 |
【参考】料金|エックスサーバー
最初は「一番安いプラン」で十分
どのサーバー会社でもさまざまなプランがありますが、最初は「一番安いプラン」で十分です。
- よほどアクセスが増える
- コンテンツ量が増える
ということがなければ、プランをアップグレードする必要はありません。
たとえば、エックスサーバーの場合、一番安いのは「X10プラン」というものです。
期間別・容量別の金額一覧
より詳しい料金を、期間別・容量別でまとめると、エックスサーバーの場合は下のとおりです。
契約期間 | X10プラン | X20プラン | X30プラン |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 2,420円 | 4,840円 |
12ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
エックスサーバーは、多くのSEO関係者やWEBサイト運営者の方々が愛用するサーバーです。
このため、上記の金額がサーバー全体の相場といえます。
WordPressテーマの料金
主要9テーマは1~2万円
WordPressテーマの料金は、おおむね1万~2万円です。
主要なWordPressテーマの料金を一覧にすると、下のとおりです。
テーマ | 価格 |
---|---|
SWELL | 17,600円 |
SANGO | 11,000円 |
JIN | 14,800円 |
AFFINGER | 14,800円 |
THE THOR | 16,280円 |
STORK19 | 11,000円 |
賢威 | 27,280円 |
SWALLOW | 9,900円 |
DIVER | 17,980円 |
各WordPressテーマの詳細
SWELL
【料金参考】ダウンロードページ|SWELL
SANGO
出典:SANGO
SANGOはユーザーフレンドリー」を追求して開発されたテーマです。
①Googleのマテリアルデザインを大部分で採用、②内部SEOの最適化、③ブロックエディター完全対応という3つの特徴があります。
ブロックエディターへの完全対応については、必要な『SANGO Gutenbergプラグイン』を、追加料金なしで利用できます。
THE THOR
出典:THE THOR
THE THOR(ザ・トール)は、集客・収益に徹底的にこだわった「結果へ導く次世代WordPressテーマ」です。
①SEOに最適化されている、②洗練されたデザイナーズサイトがワンクリックで完成する、③集客・収益化につながる機能が豊富、という特徴があります。
筆者もTHORを使っており、下の画像のようなサンプルサイトも作っています。
作ってみて感じたメリットは、着せ替え機能によって、公式のデモサイトとほぼ同じデザインをすぐ再現できるということです。
この着せ替え機能は、あるテーマとないテーマがあり、あるテーマでは断然デモサイトの再現がしやすくなります。
【料金参考】同上下部の段落
JIN
出典:JIN
JINは「読む人も、書く人も、すべてを考え抜いたデザイン」を実現したテーマです。
アフィリエイトとSEOに必要な要素の全てを積み込んでおり「売れるサイト作り」を後押ししてくれます。
2017年12月の誕生以来、長い期間多くのユーザーに利用されていることも特徴です。
【参考】料金詳細
AFFINGER
出典:AFFINGER
AFFINGERは「稼ぐ」に特化したWordPressテーマです。
名前に「AFFI」と入っているとおり、数あるテーマの中でも特にアフィリエイトに最適化されていることが特徴。
SEOやアフィリエイトに関する細かな設定が多数なされている、豊富な記事作成パーツをもつなどの長所があります。
サイトのデザインを「尖らせる」ため、必要なものを足し、不要なものを削除して最適化を徹底できるカスタマイズ機能で評判です。
【料金参考】販売|AFFINGER
賢威
出典:賢威
賢威は累計で2万7000人のユーザーが利用した、SEOテンプレートの大ロングセラーです。
現在はバージョン8が発売されており、単一の有料WordPressテーマとしてはトップの実績と歴史をもつと言ってもいいでしょう。
登場当初から持っていたSEO最適化の機能に加え、現在はコンテンツ制作を強力に支援する機能を多数揃えています。
【料金参考】同上(ページ終盤)
DIVER
出典:DIVER
DIVERは、アフィリエイトに最適化されたWordpressテーマです。
①SEO対策全般、②サイト回遊率向上、③離脱率低下、④アフィリエイト収益向上など、あらゆる課題の解決につながる機能を揃えています。
「ワンランク上のデザインのアフィリエイトサイト」を実現したい方におすすめです。
【料金参考】DIVERトップページ
STORK19
出典:STORK19
STORK19(ストーク19)は、究極のモバイルファースト&オールインワンが特徴のテーマです。
累計2万人以上のユーザーに用いられたテーマであり、最新バージョンまで19回の改良を重ねています。
最新版は①ブロックエディタ対応、②表示スピード向上などの改善が図られており、読む人も書く人も快適なWordPressテーマとなっています。
SWALLOW
出典:SWALLOW
SWALLOW(スワロー)は、「いさぎよく、シンプル」をキャッチフレーズとするブロガー専用テーマです。
プロブロガーの八木仁平氏監修のもと、「必要なものとは何か」を考え尽くし、OPENCAGEが開発。
無駄な機能やデザインを徹底して削ぎ落とすことで、洗練を究めたWordPressテーマです。
まとめ
今回の講座の要点を3行でまとめると、下のとおりです。
- ドメインの料金はサーバーセットなら永年無料
- サーバーは月額1,100~1,300円程度
- テーマは1~2万円がほとんど
次の講座では『サーバーとドメインの契約』について解説します。