ドメイン業者の選び方|おすすめサービス・選ぶ基準・Whois情報公開代行

ドメイン業者の選び方 Whois情報公開代行

ドメインの選び方」では「○○○.com」などの文字列の選び方を解説しました。

ここでは捕捉として、ドメイン「業者」の選び方を解説します。

結論は決定編でお伝えしたとおり「エックスドメインがおすすめ」ですが、ここでは選び方の基準を詳しく解説していきます。

目次

「安さ」で選ぶ

ドメインの安さについては、見るべきポイントがさらに3つあります。

  • 初年度の安さ
  • 2年目以降の安さ
  • 永年無料になるか(サーバーとセットで)

初年度の安さ

これは「1円」が最安です。

主なドメイン業者で、人気のドメイン5つの初年度費用を比較すると、下のようになります。

ドメイン業者.com.net.jp.org.co.jp
エックスドメイン1円1円380円946円1,500円
お名前ドットコム99円99円1,040円860円900円
スタードメイン968円1,298円2,596円1,078円4,048円
ムームードメイン1,045円1,210円2,035円1,320円4,378円

初年度価格は、2年目が来る前に解約すれば、2年目の費用はかからないものです。

そのため、テスト的に運用する場合、初年度1年のドメインであれば金銭的にはノーリスクです。

【参考】価格一覧|エックスサーバードメイン
【参考】ドメイン料金一覧|お名前.com
【参考】価格一覧|ムームードメイン
【参考】価格一覧|スタードメイン

2年目以降の安さ

2年目以降の費用(年間)は、主なドメインで下のとおりです。

ドメイン業者.com.net.jp.org.co.jp
エックスドメイン1,298円1,180円1,980円1,518円4,136円
スタードメイン1,298円1,298円2,596円1,518円4,048円
ムームードメイン1,628円1,210円2,035円1,848円4,378円
お名前ドットコム1,408円1,628円3,124円1,628円5,720円

ここでもエックスドメインが一番安く、初年度と違い、一番高いのはお名前ドットコムになっています。

永年無料になるか(サーバーとセットで)

エックスドメインなど「サーバーをセットで申し込むと、ドメインが永年無料」という業者もあります。

(無料が続くのは、もちろんサーバーを契約している期間のみです)

このような「サーバーセットで永年無料」というドメイン業者は、以下の一覧のとおりです。

(それぞれセットで0円とわかるページにリンクします)

「ドメインの種類」で選ぶ

「.com」や「.net」など、メジャーなドメインはどのドメイン業者でも取得できます。

しかし、マイナーなドメインは特定の業者でしか取得できません。

たとえば、日本で品揃えトップの「ゴンベエドメイン」では、約1,000種類のドメインを取得できます。

一方、総合力で人気No.1の「エックスドメイン」は、約70種類です。

もちろん、ビジネス用途であってもほとんどの会社や個人事業主の場合、70種類あれば十分です。

(ドメインに詳しい人でも、70種類以上挙げられる人はほとんどいません)

どのようなドメインは、取得業者が限られるのか

これからサイトを開設する人が、取得することが「あり得る」ものでは、下のようなドメインがあります。

  • .fm
  • .am
  • .actor
  • .ac
  • .auto
  • .ai
  • .africa
  • .beer
  • .bar
  • .bb
  • .camera
  • .cafe
  • .clinic
  • .cooking

上記のようなドメインには、

  1. ドメイン名で業種がわかる
  2. 欲しい文字列を取りやすい

というメリットがあります。

マイナードメインでの文字列の取りやすさ

たとえば「cute」という、絶対にほとんどのドメインで空いていないという文字列で検索してみます。

cute

【出典】ドメイン登録|ゴンベエドメイン

見てのとおりほとんど「×」で埋まっているのですが、下のようなものが空いています。

cute.amアイドルや女性が音声で何かを行うサイトなど(AMラジオをイメージ)
cute.bbcuteという名前のグループやサークルなど(bbは何となくノリがいいイメージ)
cute.camera美少女専門のカメラマンさんなど
cute.college女子大生専門の『美少女図鑑』的コンテンツなど
cute.clubやや成人向けの会員制倶楽部など

実際にこれらのドメインを運用したがる事業者の方がいるかは不明です。

しかし「cute」という激戦区の文字列ですら、マイナーなドメインなら空きが見つかることがあるわけです。

通常は50種類ほど網羅している業者で十分

「サポートの充実度」で選ぶ

サポートは、すべての人に必要なものではありません。

むしろ、ほとんどの人には不要です。

ここでは、どういう人ならサポートが必要か、不要かをまとめていきます。

個人・商店・小企業ならサポートはほぼ不要

結論からいうと、個人や商店、中堅企業でない小企業であれば、サポートはほぼ不要です。

WHOIS情報公開代行は、ほぼ全社ある

「WHOIS情報公開代行」とは、あなたの情報を伏せてくれるサービスです。

ドメインは「所有者が誰か」という情報を公開します。

下の「WHOIS検索」などのサイトを使えば、そのドメインの所有者情報を調べられるのです。

WHOIS

出典:WHOIS検索

たとえば「uniqlo.com」の所有者はユニクロで、下のように住所や電話番号が公開されています。

WHOIS

ユニクロ(ファーストリテイリング)なら公開しても問題なく、むしろ対外イメージの問題で公開が必須です。

しかし、個人・商店・小企業であれば公開は必要なく「特に電話番号は伏せたい」と思う人が多いでしょう。

その「情報を伏せる」サービスが「WHOIS情報公開代行」です。

たとえば、当サイトの「graslax.com」の場合、下のように「エックスサーバー株式会社」の情報が書かれています。

WHOIS

これは「エックスサーバーが公開代行をしている」ためです。

エックスでドメインを購入すると、このサービスが初期設定になっています。

つまり、何もしないで普通に買うだけで、公開代行をしてくれます。

「お名前.com」などの他社も同様になっています。

また、初期設定でなくても代行サービス自体はほぼ全社が対応してくれるものです。

このため、代行サービスについては「各社の違いはない」と考えてください。

PC・ネットに不慣れなら電話サポートは便利

「パソコン操作やネット自体に不慣れ」という場合、電話サポートを受けたいこともあるでしょう。

通常、ドメイン業者の電話番号は「操作を教える」ものではありません。

あくまでトラブル対応などで使う電話番号です。

そのため「操作を教えてくれる電話サポート」を希望する場合は、対応してくれる会社を選ぶ必要があります。

たとえば、下記のSpeeVer(スピーバー)の電話サポートは、パソコンの操作などの質問にも対応してくれます。

電話番号

出典:SpeeVer

こうしたサポートが欲しい方は、SpeeVerのような会社を選ぶのがいいでしょう。

しかし「そこまでのサポートは要らない」という人も多いでしょう。

パソコン操作のサポートは「一緒に画面を見ながらでないと難しい」ため「教わるなら誰かに直接教わる」という人も多いはずです。

その場合、電話サポートが丁寧な会社では本来自分が払う必要のないサービスの料金まで払っているということになります。

このため、電話サポートを必要としていない人の場合は、むしろ「こうしたサポートがない会社=エックスなど大手のドメイン業者」を選ぶ方がいいのです。

商標同時取得の場合は「商標登録サービス」も役立つ

「これから商標を取得し、ドメインもそれと一致させたい」と考えている企業様・個人様も存在するでしょう。

そのとき、商標が取得されているかの調査もあわせてしてくれるサービスがあります。

たとえば「お名前.com」の「商標登録サービス」です。

内容としては、特許事務所に依頼するときと同じ調査をお名前が行ってくれるものです。

つまり「お名前とは別に、特許事務所に依頼しても同じサービス」になります。

ただ「ドメイン取得とワンストップの方が便利」と思う方もいるでしょう。

その場合は、こうしたサービスがある業者もおすすめです。

まとめ

今回の講座の要点を3行でまとめると、下のとおりです。

  1. ドメイン業者の選び方の基準は、①安さ、②ドメインの種類、③サポートの充実度
  2. ドメインの種類の多さ、サポートの充実度では、業者ごとの違いがほとんどない
  3. 安さと、連携するサーバーの品質が重要で、その点でエックスドメインがおすすめ

以上で『WordPress講座』はすべて完了です。

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